かぶれとは?

かぶれとは、原因物質が皮膚にふれることによって赤みや腫れなどが生じることです。原因物質に触れると、触れた部位に一致して赤みや腫れ、水ぶくれ、痛み、かゆみなどの症状が現れます。金属や植物、せっけんなど身の回りにあるあらゆるものが原因となる可能性があります。
大きく分けて、刺激性接触皮膚炎と、アレルギー性接触皮膚炎にわけることができます。

刺激性接触皮膚炎

皮膚を刺激する物質によって炎症を引き起こすサイトカインやケモカインというタンパクの産生が促され、炎症が生じます。強酸性・強アルカリ性の化学物質、せっけん、除光液、植物、体液などが原因となります。

アレルギー性接触皮膚炎

主にハプテンと呼ばれる低分子の抗原が皮膚に触れて吸収され、体内で免疫系が反応し、原因物質に再度触れることで、アレルギー反応を起こします。具体的には、金属(ニッケル、コバルトなど)、ゴム、香水、保存液、植物(ツタウルシなど)、医薬品、化粧品、合成洗剤、紫外線などが原因になります。

検査

つが皮膚科医院では、アレルギー性接触皮膚炎の検査として、パッチテストを行っています。
本邦標準アレルゲン25種類に対応する21種類のアレルゲンを2枚のパネルに配置したパッチテストパネルと、16種の金属に対するパッチテストをおこなっています。
詳しくは医師にお尋ね下さい。

治療

原因物質の除去。薬物療法 ステロイド外用薬や、かゆみに対する抗ヒスタミン薬の内服。