多汗症とは?
汗の量が多くなる病気や障害が無いにもかかわらず、過剰な汗が出てしまう疾患です。人の体には「アポクリン腺」と「エクリン腺と呼ばれる2種類の汗腺が存在し、多汗症の原因となるのは「エクリン腺」から分泌される汗です。「エクリン腺」から分泌された汗は水分と塩分で構成され、無色でニオイもありません。ところが、皮膚表面に付着している汚れや皮脂と混ざり、皮膚常在菌によって分解されるとニオイが発生します。また衣類の汗ジミ、黄ばみなどの原因となるため、日常生活に影響がでることがあります。
原発性多汗症は、わきの下、頭皮、額、手のひら、足の裏など汗腺が密集している特定の部位のみ汗をかく症状です。
原発性多汗症の診断
・初発年齢は25歳以下
・左右対称性
・睡眠中はひどい発汗はとまっている
・週1回以上多汗のエピソードがある
・家族にも同じ症状のみられる人がいる
・それらによって、日常生活に支障をきたしている
以上の症状のうち2項目以上があてはまり、原因不明の発汗が6か月以上続く時に原発性局所性多汗症と診断されます。
治療
外用剤
エクロックゲル(わきの下に適応) | 12歳から使用可能 |
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ラピフォートゲル(わきの下に適応) | 9歳からから使用可能 |
アポハイドローション(手掌に適応) | 12歳から使用可能 |
塩化アルミニウム | 院内製剤でお渡しできますが、私費になります。 |